H.K
バックナンバーを集めた月刊「星ナビ」を読み返しており、その中の「宇宙は美しい」の記事 を参考にして、ディープな天体を撮影しています。今回は2010年9月号から、ケフェウス座IC1396散光星雲を撮影してみました。
【IC1396】(ケフェウス座・散光星雲)
星雲の左に見えるオレンジ色の星はケフェウス座μ星で、3.4 等~5.1 等の間で周期的に明るさの変わる変光星。太陽の 1000 倍ほどもの直径がある赤色超巨星で、肉眼で見える星の中では最も巨大。そのオレンジ色から、ウィリアム・ハーシェルによって愛称「ガーネットスター」との事。
【 象の鼻 vdB142】(ケフェウス座内の暗黒帯) ※上記写真の枠内を拡大撮影
ケフェウス座の「象の鼻星雲」vdB142。形が「象の鼻」に見えることから、そう呼ばれている。象の鼻に見える黒い部分は暗黒星雲、背後の赤い散光星雲に重なって浮かび上がり、暗黒星雲のエッジが赤く発光する「ブライトリム雲」との事。