横浜の空で楽しめる大型人工衛星のひとつ、星くず6月号の表紙を中国の国際宇宙ステーション天和の太陽面通過が飾りました。国際宇宙ステーションの撮影もクラブでは盛り上がっています。星くず6月号より会員の投稿記事をご紹介します。
今月のISS(国際宇宙ステーション) 2021年6月
玄
今月もISS(国際宇宙ステーション)撮影にチャレンジしてみました。何度もチャレンジしてきて、おおよその撮影パターンは決まってきました。もうええやろ?とも思うのですが、撮影するたびに違った姿を見せてくれるISSもまた面白いものです。
今回の6月2日は関東でISSが条件良く見える日でした。前回、前々回と、撮影のたびに異なる姿を見せてくれるISS(国際宇宙ステーション)が面白くて、今回も狙ってみました。また違った姿を見せてくれています。
天候は全体に薄雲のかかった空で、なかなか追いかけるのにも苦労しました…というか、手抜きして極軸を通常状態にしてたので、北の空を通るISSにむっちゃ苦労してただけの様な気もしますが…(^^;
いずれも OLYMPUS E-M5II KASAI GS200RC+x0.8レデューサー(1300mmF6.4 1/1000secx14 ISO 1600) 超トリミング
タカハシ EM200赤道儀(手動追尾) PaintShopPro+Autostakkert!3+Registax6
それでも、なんとか1,300mmでの撮影(実質2,600mm相当)ができています。jpegでの撮影です
ので、あまり細かいところまでは見えてませんが、撮影結果を眺めていると、ブレていたり気流の影響からか、霞んでいたりするのも多いので、実際にはRAWで撮ってもそんなには変わらないでしょう。手ごろなところを15枚ほどスタックして強調してみました。
いやまぁ、なんかまた違う形に見えてます。もっときちんと撮影できているKAGAYAさんの写真を見ると、太陽電池パネルの反射が弱くてこの写真ではうまく写し出されていないことが分かります。
前回の写真で、多少露出オーバーでも暗いところが写った方が…と思って露出を1/1000秒まで延ばしたのですが、ダイナミックレンジや解像度も含めて、なかなか難しいですね。とりあえず、面白い形で撮影できたのでよしとします。JAXAの「#きぼうを見よう」のホームページを見ていると、だいたい月に数回、良く見えるチャンスが巡ってきそうです。時間と天気が合致すれば、また色々チャレンジしたいとは思います。
いかがでしたか。 早く梅雨空が明けますように。