月と木星のツーショット観望

会報星くず357号(令和元年9月発行)から会員投稿記事のひとつをご紹介します。

日時:2019 年09 月06 日(金)
場所:横浜市内観望地(仮称)
参加者:M

数日前は記録的な大雨でしたが、この日の横浜は透き通るような青空が広がり、夜になると上弦の月と木星が、ツーショットで西の空に輝き始めました。あまりにきれいでしたので、自宅から4~5km 程のところにある田んぼへ、双眼鏡をもってプチ観望を行いました。

月と木星の接近 星くず357号編集担当が追加 撮影機材 スマホ

天気はほぼ快晴、秋の訪れを感じさせるような、抜けるような澄んだ星空。横浜では普段は見えないこと座の平行四辺形も、何とか肉眼で見えました。今年は長梅雨で晴れ間が少なかったので余計にきれいに感じたのか、感動的でした。
西の空には上弦の月と木星。天頂から少し西に傾いた夏の大三角形の中はアルビレオ・コートハンガー・や座、ペガサスから東に降りていきM31(アンドロメダ銀河)、昇り始めのペルセウスから水平線近くのM45(すばる)、等を双眼鏡で楽しみました。同業者が一名、「これはバエる」と判断したのか、月の写真を撮りに来ていた様です。
ドブソニアン所有者ですが、望遠鏡だけが眼視観望ではありませんし、光害の少ない郊外への遠征だけが観望でもありません。星の少ない都市部なら、たまに出会う澄んだ夜空は、郊外ほど星がなくても感動できると思います。

口径7mm の光学系(目のことです)があれば十分、皆様、今宵星空を見上げてみては?

P.S. 「バエる」とは? 「インスタグラム映えする」を意味する形容動詞


お友達にシェアしていただけると嬉しいです。